意志がよわ日記

栗饅頭のブログ

インターネットの人に会った日

2023年7月1日の夜から2日にかけて、Twitterが反乱を起こした。

具体的にどういう事が起こっているのか私はよく分かっていないのだが、少なくとも私の観測した範囲ではほぼ使い物にならない状態であった。

7年Twitterをやってきた身としてはあまりにも痛手かと思われたのだが、実際はなんか……もう、別にいっかな……という感じである。愛想が尽きた。TwitterがなくなってもTwitterが無かった頃の状態に戻るだけだろう、そこからまた新しく始めればいいじゃないか。最近環境の変化を許容できるようになってきた私は「まあ、それはそれで」と終わらせる覚悟ができてしまったので、直ってくれなくて構わないしいっそもう終わってくれとさえ思っている。Twitterなんてそんな、ねぇ……。

さて、そんな日本中が阿鼻叫喚だった7月2日ですが、私はTwitterのフォロワーに会ってました。

 

遠方に住むフォロワーが東京に来るということで会うことになった。私はインターネットで知り合った人に会うのが初めてであった。その位の間柄の人がほとんどいないのに加え、唯一と言っていいほど懇意にしている彼女とも仕事も住む場所も違うし機会がなさすぎたからだ。いつか会えたらいいよね、程度に思っていたが割とあっけなく叶ってしまい、かなり緊張した。

第一声に「本当にいるんですね!」と言われた。いるよ。

 

会うのには目的があって、タンブルウィードの公演「I AM A CLONE」、いわゆるリアル脱出ゲームに参加することだった。

私は彼女の影響で近頃謎解きクイズにハマっている。近頃というか元々好きではあるんだけど、そういう界隈のことは最近知った。なので、リアル脱出ゲームも初めてだった。

ただタンブルウィードという名前は知っていた。「マヂカルクリエイターズ」というかつて放送されていた番組で「謎解きイベントで一儲けするために"謎の解説"が上手い人を探す」という企画があり、そこで見事な解説を披露し番組イベントにも出演してくれたのがタンブルウィードの森さんだった。今回その森さんに会うことができたのでとても嬉しかった。3期やってくれないかな~、マヂクリ。

結論から言うと惨敗であった。

後で知ったのだが、初めての人が行くやつじゃないやつだった。

我々は2人で来たので別のカップルと同席になり4人で1チームだったのだが、彼らにとにかく助けられて「慣れてる人だ!頼もしいな~」と思っていたがそれでも手も足も出なかった。解説を聞いているとき、4人で一生懸命考えて出した結果のあまりにも遥か先を行く話をずっとしており、かなり面白くてずっと笑いながら聞いていた(「理解が及ばなすぎる」というお笑いがある)。「ちょいちょいちょ~~い!こんなん分かるわけないでしょ~が!(笑)(笑)」と思っていたら普通に脱出成功しているチームが複数いたので、面白かった。

惨敗ではあったのだがめちゃくちゃ楽しかった!!ぜひまた何かしら参加して慣れたい。多分経験値の問題だから。

 

その後、渋谷と下北沢を2往復したり日曜の渋谷の人間の数に慄いたりした後解散した。

東京に生まれ育ち、住む者として十分な振る舞いができなかったな、と思っている。

東京らしい場所の紹介ができない、案内しておいて道を間違える、乗る電車を間違える、何を聞かれても「いや~この辺はあんまり降りたことないんで……」と言う、電車で浜松町を通過する際に「東京タワー見えますよ」と言ったが方向が逆で何も現れない、おそらく気づかずに地方をバカにする発言をしている、などと反省点を書き出せば枚挙に暇がない。

とはいえすごく楽しかったし、向こうも私と会ったことを楽しんでくれたみたいなので本当によかった。また会いましょう。

それにしても普段誰かと会うはおろか喋ることすらほとんどしないので、謎解きにしろオフ会にしろ何事も「慣れ」だな!と痛感した。人と会って話をするって、もしかしてめちゃくちゃ大事なのか?