意志がよわ日記

栗饅頭のブログ

ライブに行かない人生だった人が2日続けてライブに行くとどうなるのか?

音楽でもなんでも、ライブイベントにほとんど行ってこなかった人生だった。

主な理由としては、

  • 体力がない
  • お金がない
  • 大きな音が苦手
  • イレギュラーなことをすると体調を崩しやすい
  • チケットなどそうそう取れそうにない規模のアーティストやアイドルばかり好きになっている
  • 私が初めて好きになったバンドはゴールデンボンバーなのだが、ファンであることをしばらく家族に隠していたので行くに行けなかった

などである。これらのことから、私の応援の手段の中に「ライブに行く」という選択肢がすっかり抜け落ちていた。

しかし大人になり「そういえば、ライブに行くことができるんだよな」と考えを改めるようになって、そして先日なぜか2日続けて予定が立ってしまった。真っ先に思ったのは「体力がもつのか?」ということだった。

 

7/23 12:00 日比谷

FNS27時間テレビのかなり良い場面であったのだがギリギリまで見届けて家を出た。

この日は日比谷野音で大好きなバンド・の結成20周年記念ライブだった。

好きになったのはここ1年ほどなのだが自分でもびっくりするほどの勢いでドハマリして、ちょうどいいタイミングで周年ライブがあるということで「いや、これは……行きたいよな!?行っとかなきゃだよな!?」と思い最速先行で応募したら当選した。

これが1月の話で、当時は「いや、半年て!半年もあったら時勢とかまるっきり変わってる可能性あるだろ!」などと思ったが幸い杞憂であった。

事前ではなく当日から販売されるグッズの中に「全楽曲解説本」という凄いものがあり、こればっかりは絶対に欲しかったので先行物販に並んだ。

ライブに行かない人生であるため私は物販の列というものを完全にナメており、早めに行って買って昼食とるか~などとヘラヘラ考えていたが現地に到着した頃には既に長蛇の列であり、真っ昼間の炎天下でジリジリと照らされ続けるのであった。本当に、この時間が一番しんどかった。人間って長時間暑いところにいたらちゃんと気分悪くなるし涼しいところで水分とって休んだらちゃんと回復するんですね。おもしろい。

 

7/23 16:30 日比谷

開演の頃には私の席は日陰になっていた。風もあったし、物販の時に比べるとものすごく快適だった。

そしてライブが始まったのだが、いや~~もうね。めちゃくちゃ良かったですよ。本当に。

惜しむらくは座席の関係でメンバーの立ち位置が完全に被っていたが、好きな曲はだいたい全部やってくれたし本当に楽しかった。声出せるようになってよかったよね~。一緒に歌えるのが嬉しい。レスポンスは見よう見まねで頑張った。

アンコールでデビュー当時の格好で登場したとき「キャー!!」と言ってしまった(予想もしていたのに)。私ってキャーって言えるんだと思った。

 

7/23 21:00 帰宅

27時間テレビがフィナーレを迎えようとしていた。前述のとおり結構ガッツリ見ていて、最後まで見届けられるかな~と思っていたが開演が早かったのでラストに間に合った。

これもすっごい良かったんですよね。やっぱりテレビって面白い!というのをしみじみと再確認できた番組だった。ずっと面白かったし最後も非常にらしい終わり方で大満足だった。来年もこういう感じでまた見たいですね。

 

7/24 7:00 出勤

私はスーパーでお惣菜を作る仕事をしていて、朝イチからなので前の日に何があろうと早起きをしなければならない。

勤務時間は短いのだが当然立ちっぱなし歩きっぱなしで、狭い作業場で高温のフライヤーや鉄板と向き合っている。今の季節は結構堪える上、まだ前日の余韻と疲労でぼんやりとしている状態だった。この日の労働の記憶はあまりない。

 

7/24 16:00 原宿

鶴のライブはまだ終わっていない。というのも、時間の関係で当日行えなかったグッズへのサイン会がこの日にあったのだ。行けるんだから行くしかねえだろ!の気持ちでこちらにも足を運んだ。

平日のこのくらいの時間なら割と空いてるだろうと思ったがそういえば夏休みだったことを失念しており、竹下通りはえらいことになっていた。

竹下通りって怖すぎるんですけど!原宿の学校に通っていたことがあるので当時はちょいちょい訪れており、慣れているつもりだったが久々に来たらやっぱり全然怖かった。よくこんな怪しい所に中高生で行けるよな。

そんなこんなで会場に到着。初めて対面で会話して、例の全曲解説本にサインをいただいた。

以前ヨーロッパ企画のサイン会に完全飛び入りで参加したときは、あまりに何も考えずに来てしまったのでそれなりに後悔したものだが、昨日の今日なのでちゃんと話すことがあり意思を伝えることができたので満足だった。それにしたって挙動不審だったとは思うが。

一緒に写真も撮らせてもらった。気が動転していたのでマスクしたまま写ってしまった。

 

7/24 19:00 後楽園

少し時間を潰して早めの夕食を済ませた後、私は東京ドームのふもとにいた。ドームに来たわけではなくて、その近くの会場で「大喜る人たち」の公開収録を見に来た。

こっちに関しては本当に急遽の参加で、来れなくなってしまった人の代わりで来たのだった。誘われたときは「え!?前の日ライブなんですけど!」と思ったがチケットがもったいないし、何より私は大喜る人たちが大好きなので喜んで引き受けた。ありがとう。

お笑いを現場に見に行くのも初めてで、整理番号で呼ばれるときくら寿司みたいだなーと思った。そして前日とまるで客層が違って興味深かった。

ロビーでTwitterのフォロワーを見かけた。といっても向こうは私の姿を知らないし、終演後見つけられなかったので声をかけられず一方的に観測しただけになってしまった。なんかすいませんね。

 

7/24 21:30 終演

めちゃくちゃ面白かった。私のカスみたいな視力でも出演者全員の表情が見れるいい席につけた。

YouTube見てても思うけどお客さんがお笑い好きすぎる。賞レースのお題も良かったし、27時間テレビに爆速で絡めた回答があって大喜びしてしまった。

あと檜原さんの声が本当にデカくて、テレビ見てて「この人声デカいんだろうな~」と思う芸人さんいっぱいいるけどにしても本当にデカかった。

 

こうして、普段何もない毎日を過ごしている私にとってはあまりにも過密すぎる2日間が終わった。

全部ずっと楽しかったんだけど、一個一個ちゃんと浸らせてほしいと切に思った。本来一回ライブに行ったら2週間くらい浸ってられるのでもったいないというか、立て続けに現場に行くのはやはりあまり向いてないなと感じた。ただそれぞれの記憶はしっかりあるので向こうしばらくはしがみながら頑張る。

 

7/25 7:00 出勤

筋肉痛。満身創痍。そして生活はつづく。

 

来週末は念願のゴールデンボンバーのライブに行きます。持つか体力!