意志がよわ日記

栗饅頭のブログ

【平成を振り返る】君はウザ子と対決したことはあるか

こんにちは。

 

突然だが、「ウザ子と対決」というコンテンツを知っているだろうか?

 

 

それはおそらく2010年ごろ、ニンテンドーDSiのダウンロードソフト「うごくメモ帳」のインターネットサービス「うごメモシアター」内での話である。

 

まずこの「うごくメモ帳」及び「うごメモシアター」の説明からしようと思う。

 

 

うごくメモ帳」(通称:うごメモ)とは、いわゆるパラパラ漫画制作ソフトである。そして、完成した作品(メモ)をネット上にアップロードする「うごメモシアター(webではうごメモはてな)」という場所があった。

 

ちなみに運営は我らがはてなであり、本ブログ同様にメモには星をつけて評価することができる。

中には人気の作者もたくさんいて、漫画家のさかめがね先生はうごメモ出身であったと記憶している。

 


うごうご☆メモって★HATEN@

有名作者陣の合作でテーマソングも作られた。すごい文化だ…

 

 

残念ながらこの「うごメモはてな」はサービスが終了してしまい、今ではメモを見ることはできない。

 

余談だが、そのすぐ後に3DS版のうごメモがリリースされ、はてなの運営ではないもののインターネットにアップできるサービスも復活したのだが、結局現在はサービスが終了している。もう我々はメモを描くことしか許されていない。

 

このうごメモ、現在の私を作り上げた要因の一部であると自負している。Twitterの相互フォロワーの中の数名はうごメモ内で繋がった人がいるし、私は一次創作活動をしているがそれを始めるきっかけになったのもうごメモである。

とにかく自分にとってかなり大きい存在。

 

 

 

長くなってしまったが、本題に入らせてください。

 

 

 

そのうごメモシアターで、「ウザ子と対決」というメモがあった。

タイトルは間違っているかもしれない。

 

パラパラ漫画ではなく普通のメモ形式で、ダウンロードして自分が書き込む参加型のメモだった。

画面が2分割されており、上半分に「ウザ子」というタカビー系の金持ちいじめっ子のセリフが書いてあり、自分は下半分の空白にそのウザ子のセリフへの返答を書き込んでどうにかレスバトルで彼女を打ち負かすという概要である。

このメモが人気を博し、大量の子作品(回答)が作られていたのだ。

 

 

 

なんとなく分かるかもしれないがこの回答、

 

 

 

 

そりゃ~~~~~~~あもう、イキリ散らしているのである!!

 

 

 

 

もちろんうごメモ内にはめちゃめちゃ絵のうまいおじさんもいるのだがおそらくユーザーのほとんどがインターネットおぼえたて、始めたての小学生。

想像してごらん、小学生のレスバトルを。

最近でもLINEのバトン?でのイキリ回答がTwitterで「イキリ過ぎ」と晒し上げられているのを見るが、イキリオタクという言葉もない当時、とにかくウザ子とのレスバトルでイキリにイキリ倒すキッズで蔓延していたのだ!

ウザ子の人気に乗っ取ってか、「ぶりっこと対決」「いじめっ子と対決」というような派生作品がいくつも生まれ、それにまた数多のイキリキッズが回答し、さらに派生が作られる……というイキリ循環がそこにはあった。

 

そしてご多分に漏れず私もそのイキリ小学生の一員だ!!

だってあれめちゃくちゃ楽しいもん。やってる側としては。

黒黒の黒歴史なのだが、私はそれをインターネットの海に放流した覚えはない。

やるだけやって、そのままにしていたと思われる。我ながら正しい判断だ。

 

 

そんな、きっと大量の黒歴史を残したであろう、今はもう見ることもない見ているこっちが恥ずかしくなるようなウザ子との対決を、

私は今、見たくて仕方が無いんだ……。