のんびりツイッターをしていたら、こんなツイートを見つけた。
いよいよ本日!当日飛び入り参加できますのでぜひお越し下さい!15時から16時50分頃までヨーロッパ企画の皆さんいてくださいますので! https://t.co/XtrjoQZnlr
— ヴィレッジヴァンガード下北沢 (@vvshimokita) August 27, 2018
私はヨーロッパ企画が好きだ。
といっても好きになりたてでまだ公演を見たことはなく、レギュラー番組を見ているだけである。
ふーん、サイン会をやっているのか。
何となく、下北沢までの所要時間を調べた。
えっ……
これ…………
今から行けるな………
時間的にも金銭的にも余裕がある。
行ける。
推しに会いに行ける。
しばし思い悩んだがせっかくの夏休み、こんなチャンス二度とないぞ!!と決心し、急ピッチで下北沢に向かうことにした。
自分がこんなに行動力のある人間だったのか、と驚く。
なんだか、自分の中で何かが変わった気がした。(オタクとして)
そんなこんなでヴィレッジヴァンガード下北沢店にやって来た。
ここに来るのも、こういうサイン会といったイベントに来るのも初めてだ。
本かDVDを購入して整理券をもらうという流れだったのだが、その行為に至るまでになぜか死ぬほど緊張してしまい、挙動不審のまま店内をうろうろうろうろ歩き回ってしまった。
とりあえずおしゅしでも見て気を落ち着かせよう、とおしゅしコーナーを探すも、なんとそんなものは無かった。
マジか。デカめのヴィレヴァンにもおしゅしがいないことがあるのか!とショックを受け、緊張が高まった。
なんとか意を決して書籍を購入し、整理券をもらった。
よし、行くぞ、行ってやる!とイベントスペースの店員さんにおそるおそる整理券を見せた。
ついに、ついに会えるんだ…!!
「ただいま休憩に入られましたので、再開までもうしばらくお待ちください」
ああああああああぁーーーっ!!!!!(自責の念で膝から崩れ落ちる)
いくらなんでもタイミングが悪すぎやしないか。
入店してすんなり本を買っていれば、すぐサイン会を済ませられたというのに。
待機時間というものができてしまった事によって、緊張がどんどん大きくなっていく。
周りで同じく待機しているファンの人達が舞台の話をしている。もしやこの中で公演を観にいっていないのは私だけなのだろうか?こんなクソニワカが役者との邂逅をサイン会というイベントで果たしてよいのだろうか??
手に持った整理券が手汗でクタクタになる。正直面接より緊張した。
大きなテレビで延々と映されているヤバイTシャツ屋さんのMVを見ながら時間を潰し、ようやくサイン会は再開、
そして自分の番が回ってきた!
閉ざされていたイベントスペースに入る。
長机にヨーロッパ企画の面々10人が1列に並んでいる。
普段テレビで見ている人達が身近に存在している。
この感覚はwebメディアびっくりセール以来である。しかし、びっくりセールがwebライターであったのに対してこちらは俳優。より雲の上の立場だ。
その上サインまで貰っちゃって、2500円(書籍の値段)でこんなことをしていいのだろうか?もっと払うべきでは????
1列のちょうど真ん中に私の特に大好きな酒井さんがいた。
公演は見れていないが暗い旅は毎週見ていること、デイリーポータルZがきっかけで番組を知ったこと等を伝えたのだが(一番推しですとはさすがに言えなかった)、割と長い間目を合わせて会話を成立させられたので最高にハッピーだった。酒井さんまつげ長い。実物のほうがかっこいい。
ちなみに、びっくりセール同様に例のモンダミンTシャツを着てきたら(これがヴィレヴァンに行く正装だろうと思った)、なんと皆さん普通にイジってくれた。
コミュ障すぎて能動的に話すことがなかなかできなかったのだが、会話のきっかけになることが出来たのでこのTシャツを着ようと判断した自分、そしてこれを買った当時の自分にマジ感謝。
というわけで、急遽参加したイベントだったが本当に最高だった。
ヨーロッパ企画のみなさん、ありがとうございます。
そして、推しには会える時に会っておいた方がいいということを身をもって学ぶことができた。
一度きりのオタク人生、後悔したくはない。