いや、ジャケットかっこよすぎない?
兄と共にフレデリックのファンである。
新譜「飄々とエモーション」がリリースされたので聴いたのだが、
控えめに言ってマジで最高でした。
「オドループ」「オンリーワンダー」で有名なフレデリックは、前作のミニアルバム「TOGENKYO」で第一章を終え、今作からは第二章に突入している。まるでひとつの物語を読んでいるようで次が楽しみだ。ドキュメンタリー映画化してほしい。
あくまで独断だが、今思えば「TOGENKYO」の最後の曲、「RAINY CHINA GIRL」の中の一節「揺られてく先に見えるのは」というのは、この第二章を示唆していたのではないかと思っている。
前回の記事では解散したバンドを追いかけることの話を書いたが、今現在フレデリックの動向を追うことができている状況に感謝、である。
表題曲である「飄々とエモーション」、カッティングとシンセ音が印象的な「シンセンス」、ゆったりしたテンポの「NEON PICNIC」、そしてキリンレモントリビュートの1曲でCMタイアップ曲の「シントウメイ」の4曲が入ったこのEP、「NEON PICNIC」以外の3曲は公式でYouTubeにアップされているので聴くことができるが、ぜひCDを買っていただきたい。
……………のだが、
欲を言うと今までのフレデリックの曲を辿ってもらいたい。それもできれば全部。
第二章であるこのEPの楽曲(特に「シンセンス」)には、至る所にこれまでのフレデリックの楽曲の要素がちりばめられている。
それらを全て把握してからこれらの曲を聴くと、より楽しめるし泣ける。とにかくエモい。
前作や別作品のキャラクターがカメオ出演する作品が好きなオタクは絶対に好きだ。というか私のことだ。
また、ボーカル三原健司の歌い方の推移も見所(聴き所)である。彼はかなり独特で癖のあるボーカルだが、最近めちゃくちゃ声がかっこいいのでその変遷をぜひ聴いて確かめて、面白いと思ってほしい。
要するに何が言いたいかというと、
フレデリックを聴いてくれ~~~!!!!!!!!!